新居浜高津かるたクラブ

愛媛県新居浜市の高津公民館にて競技かるたをしている団体です。練習日程や活動について紹介します。参加・見学希望や質問等については、リンクの欄よりお問い合わせください。

Youtubeでかるたに親しもう!!

お久しぶりです。

すっかり投稿をサボってしまっておりました。

 

投稿していない間にも、何度も通常の練習が行われたり、初段認定愛媛大会が開催されたりしました。

 

初段認定大会では、高津かるたクラブから2名の有段者が誕生しました。

今更ながらですが、おめでとうございます。

私は審判長として参加しておりましたが、久々の大会を待ちわびていた選手たちがのびのびとかるたを取る姿が印象的でした。

 

初段認定大会を経て、かるた頑張るぞムードではあったのですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、再度公民館での練習が休止になっております。

練習再開を待ちわびているところです。

 

 

今回は、動画の紹介と解説をしようと思います。

最近、かるたの輪を広げようと、SNSを通じていろいろな方が活動されています。

 

その中で3つのチャンネルと動画について紹介します。

 

 

 

 

①Karuta Club さん

 

youtu.be

 

昨年度の名人戦東日本代表の選手が中心となって作成しているチャンネルです。

はじめてみたときは、僕自身、衝撃が走りました。

今後時間かけて紹介していきたいなという内容がたくさん詰め込まれています。

競技者にとっても、競技者を応援する保護者や先生にとっても、これからかるたを始めようとしている方にもとてもためになる、チャンネルです。

また、ホームページの方も充実していて、とても勉強になります。

個人的には、全国トップレベルのかるたをきめ細やかな解説付きで見れるだけでも素晴らしすぎると思っております。いずれ、この域に到達してみたいものです。

 

 

 

 

 

② ちはや六段【競技かるた】

トップレベルの選手が経験してきたことや考え方、対戦動画等数多くの動画が投稿されています。どの動画も参考になりすぎて困っております。

僕のかるたの先生がまだまだA級で戦っていた頃、ちはやさんに完敗し、「相手の必殺技を引き出す前に負けた」ということを言っていたのを覚えています。

是非、一度対戦し、指導していただきたいなと思っております。

 

youtu.be

 

特にこの動画が個人的には印象に残っています。

点理論、線理論、L字理論の話がされています。

自分が普段の指導で言っていることと重なることも多く、なんなら僕が言いたいことを言ってくださっています。

見ているだけで、モチベーションも上がりますし、強くなれそうな気持ちにもなるので、本当におススメです。

 

 

 

 

 

 

③ アデノシン さん

競技かるたの上達に向けた動画を作成、発信されている方です。

全国各地の選手の話や取りについてとても分かりやすく紹介してくれています。

今回、縁があって私もお話させてもらいました。

全国的には無名な私ですが、地方でかるたを頑張ってきた自分だからこそ伝わるものもあるのかなと思ってお話しております。よかったら、見てやってください。

全部で3本公開される予定です。

 

 

(1)【持論】欲張って全部の札を取ろうとしてはいけません【俺のかるた論】

 

youtu.be

 

先週公開されたものです。

かるたをしていると、「どれも速く取りたい!」「相手に取られたくない!」と思う時があります。序盤に札が取れず、何枚も連取されてしまうと焦ってしまうものです。

 

僕は、かるたの試合はバレーボールとよく似ていると思っています。バレーボールは25点で一つのセット、かるたは25枚の札をなくしたら勝ちというところで似ているというところがまず一点。それだけでなく、ビッグプレーやミスによって流れが変わることは大いにあるものの、決してそれが勝ち負けの要因になりにくいところも似ていると思います。あとは、立て直すチャンスがあるところも。

 

僕自身は、バレーボールの経験はあまりなく、ソフトテニス一筋で生きてきた人なので、そちらでたとえた方がいいのですが、バレーボールの方がしっくり来ています。

いずれにせよ、フィギュアスケートや体操のように一つのミスが勝敗を左右するものではないということを言いたいわけです。

 

かるたの話に戻しましょう。

かるたは、1字決まりから6字決まりまでありますし、その決まり字も試合が進むにつれて変わります。その中で、「全部取りたい!」と思って頑張るのはとても難しいです。なので、全部を速くというのもできたら強いのですが、「相手陣の短い札を中心に」「3字決まりでミスなく確実に」というように自分の頑張りたいところを振り分けて試合を組み立てていこうというのが僕の教わってきたことですし、そこから派生した考えです。

 

つまり、割り切りが大事なのです。

自分が頑張るところという話もそうですし、試合の中で相手のいい取りについても「今のは相手がすごいわ」と割り切って考えるのが大事。

試合の中の割り切りもそうですが、練習に対しても同じです。

かるたにはいろんな取り方がありますし、攻めや守りなどの意識の仕方もあります。

その中で、いろいろな取り方もできるようになりたい気持ちは分かりますが、まずは1つの方法を極めたいですね。

そういう話を長々としております。笑

 

 

(2)【持論】できることの繰り返しは「練習」ではなく「確認」である【競技かるた】

youtu.be

 

本日、投稿されたのがこちらの動画になります。

かるただけの話ではないのですが、練習はなんとなくこなすこともできるし、それでも実力は上がるけど、目的をもって練習をするともっといいよね。という話です。

 

動画の中で、「練習は料理するための材料や器具、調味料を増やすように」という話をしています。これは自分にとって先生のような方から聞いたことで、実際には、「冷蔵庫の中身を増やすのが練習」という冷蔵庫の例えを少しアレンジしたものになります。

先生の言葉には続きがあって、「社会人のかるたは冷蔵庫の中身でどう調理して切り抜けるか」ということを言われていました。まさにその通り。

 

この話だけ聞くと、一つ目の「練習では欲張るな」と今回の「練習は材料などを増やすのだ」と話が矛盾しているようにも捉えられるなと思いました。

 

器具でいうと包丁を使えるようになる、調味料でいうと塩を適量で使いこなせるようになる、材料でいうとジャガイモを使った料理が幅広くできるようになるというように。。

 

その時その時は一つのことをじっくりと、年月が過ぎて振り返ってみるといろんなものが使えるようになっているようにしたいよね。という話でした。

いろんな材料を使いこなせるようになる選手もいれば、僕のようにジャガイモ料理に特化した選手もいるんじゃないかなと思います。相反するようで、実は自分の中ではしっかりとつながっている。そんな話です。

(例えが分かりにくいということはお話が終わってから気付きました。すんません笑)

 

 

話はそれるかもしれませんが、かるたにはいろんな向き合い方があります。

趣味程度に楽しくするかるたもあれば、団体戦の全国大会に向けて自分を追い込んでするかるた。A級を目指して日々がんばるかるた。

 

どれもありだと思っていますし、応援もします。

自分の会の練習は「追い込む」というよりは「楽しく」を一番に考えています。

 

それと同時に、「楽しくする」ためには強さも必要になってくると思っています。

早く取るのが楽しい、決まり字ぴったりに取れるのが楽しい等、競技として「楽しい」を引き出すためにも、今言ったようなことを意識してほしいなと思います。

 

 

(3)???

3本目は今後公開される予定です。

確か、試合の振り返り(感想戦)についてお話したような。

また、公開されたらお話しようと思います。

 

 

 

中々対人戦での練習ができない中ではありますが、そんな時だからこそできることもあります。皆さんも、いい機会だと思って、動画などでかるたを学んでみてはいかがでしょうか??

 

そして、動画を通してかるたに興味をもってくれた皆さん、ぜひ、高津かるたクラブで一緒にかるたを楽しみましょう!!