2/6 練習会の様子
本日も13:30~16:30の時間帯で練習会を実施しました。
今週は9名の参加で、みんな一生懸命頑張っていました。
今日の練習メニューは以下の通りでした。
①払い練習
②対人戦(2試合)
③ちらし取り(100枚)
④居残り練習(希望者)
払い練習では、相手陣右と相手陣左をしっかりと払って取ることができるように練習し、その後は先週同様「むらさめの」「すみのえの」の一字決まりの読みに合わせて相手陣左右を払いました。今回はこの練習を応用させて、「かくとだに」「かささぎの」の2字決まりの読みに合わせて払いの練習もしました。
払い練習が終わった後は、2試合しました。まずは、払いの練習を一緒にしたペアとの試合です。3か月ぶりに試合をしたペアもあったようです。試合前に、まずは「一字決まり」「2枚札(うつしもゆ)」「いちひき、はやよかの中の2字決まり」をしっかり暗記して早く取れるようになるといいね、という話をしてから試合をしました。「相手陣を抜いたら2枚送ることができる」等のルールを追加して、強い人相手でも相手陣を取ろうとする姿勢が多くの人から見えました。
2試合目は試合したい人の希望を聞いて対戦を組みました。なんと、「私と取りたい!」と言ってくれる人もいて驚きました。今回は、希望を聞いた後にくじで対戦を決めました。くじなので、高校生のお姉さんと取る小学生も・・・めったにない経験になったと思います。
久しぶりに、みんなの試合を見ていたのですが、いつも言っている「相手陣をねらう」「払って取る」ということをしっかりと意識している様子が伺え、成長を感じています。攻めて戻って取るといった、上級者に見られる取りもできていた人もいました。
今日は、「揉め」のことについても少しお話をしました。競技かるたは、一瞬で取った取られたが決まる勝負ですので、「今のはどっちが取ったか」が微妙な時があります。競技かるたは基本的に審判はおらず、対戦相手との話し合いによって決まります。大人でも子どもでも一緒です。
その時に、ただ「自分が取った」と主張しても相手は話を聞いてくれません。自分がどう取ったかを相手に伝えつつ、相手の主張にも耳を傾ける必要があります。小中学生に多いのは「揉め」というより、「ケンカ」です。取ったと主張することにムキになってしまうと、その後の取りにも大きく影響してしまいます。
揉めた一枚が取れなかったところで、それだけで負けるなんてことは決してありません。だからと言って、取りを主張するなという話でもありません。揉めた後はしっかり切り替えることが大事です。難しい話ではありますが、今の内容を伝わるように言い換えてお話しました。いつか分かってくれる日が来てほしいですね。
大人でも見ていて気持ちよくない揉めをする人を見かけますが、私自身いいお手本として示していければなと思います。
真面目にとって、真面目なお話をした後はちらし取りをしました。距離を保ってしているので、なかなか遠くの札には届かないですが楽しくできました。
全体練習の後は、居残り練習。今日は1試合しっかりと取りました。
試合を通して色々課題が見えたと思います。ひとつひとつできるようにこれからも頑張ってほしいです。
次回の練習は13日の13:30~になります。
次もみんなが充実感をもって取り組めるようにしていきたいです。