新居浜高津かるたクラブ

愛媛県新居浜市の高津公民館にて競技かるたをしている団体です。練習日程や活動について紹介します。参加・見学希望や質問等については、リンクの欄よりお問い合わせください。

かるたの基本の「き」~暗記編~

 競技かるたにおいて「暗記」は不可欠です。場にある50枚の札をしっかりと覚えることは、自信をもって札を取ることに直結し、勝ちへと大きく近づきます。そんな暗記の基本について、今回紹介します。 


 私自身もかるたを始めたばかりの頃は、自陣の右端から順番に暗記をしていました。しかし、このように50枚を端から順に暗記することは非効率的であり、非常に負担のかかる方法です。一般的に言われている暗記の仕方として、次のような3つの方法があります。

 

3つともに共通して言えることは、同じ音で始まる札はセットにして暗記していることです。

同じ音から始まる札の一覧です


(1) 同じ音から始まる札の枚数の多い順に確認する方法(あ札→な札→お札→わ札…)

→上の図でいうところの、あ札から順に下にいきながら暗記をしていきます。私は、この方法を使って暗記をしています。


(2) 反対に少ない札から確認する方法(一字決まり→うつしもゆ→いちひき→はやよか)

→(1)と反対の順番に暗記をしていく方法です。決まり字の短い札を多く確認することができるため、速く札を取ることができるといわれています。


(3) 関係なしにあいうえお順に確認する方法(あ札→い札→う札→お札→か札…)

→この方法もあるよと聞いたことあるくらいですが、この暗記の方法でしている人も少なくありません。


 どの方法も、一枚一枚の点ではなく、一字決まり、うつしもゆ、などといった「まとまり」として暗記しているという点が共通しており、そちらの方がいいように感じます。

 

 一字決まりから確認する方法は、決まり字の短い札を何度も確認できるため個人的にはおススメですが、基本的にはどの方法でもよいと考えます。暗記スタイルを自分の中で確立させ、「どの札から暗記しようかな」と考える時間を削減しましょう。より密度の濃い暗記になっていきます。

 

 試合に入ると、上のような暗記を確認する時間もありませんので、暗記の方法が変わってきます。試合中での私は、出札の頭文字の札(例:あきの→あ札、ふ→一字決まり、うか→うつしもゆ)を確認し、自分のねらいとしている札を中心に確認しています。試合中においても、暗記スタイルを確立させ、「どの札を確認しようかな」と考える時間をなくせるようにするといいですね。

 

 自会の練習でも、そろそろ暗記の方法や順番についても教えていく時期にあるのかなとも思います。競技かるたの最重要ポイントである暗記を攻略して、どんどん強く速く取っていけるように頑張りましょう!!!